陸矢様とのメールで生まれた『こじゅろ社長』というフレーズ。
…やばい、滾る(笑)
というわけで『こじゅろ社長と新社会人ばかむね様(笑)』なアイデアをご提供いただきました!!きゃほい!!
自分の使う部下は自分の目で選ぶ。
若くして一つの会社を切り盛りする社長の言葉に、人事部の担当者は慌てて応募資料を持ってきた。
「とりあえずこちらが、前回の一次面接で有望かと思われたもので」
差し出した資料の束にはぱらぱらとしか目を通さなかった社長が、脇に寄せられていた資料の中から一枚の履歴書をつまみ上げる。
「……失礼ですが、その者はおやめになった方が……」
おずおずと口を挟んだ部下に、社長の片眉が興味深げに跳ね上がった。
「政宗、お前マジで店継がねぇのかよ?」
あんなに料理、好きだったのに。随分幼い頃から修行の若衆と共に調理場で過ごしていた政宗を知る幼馴染は、勿体ないと言わんばかりに眉根を寄せる。
「いいんだよ、店は弟もいるしな。」
むしろ型破りで自由な発想を料理にも取り入れたい自分よりも、伝統を堅実に守っていける温厚な弟の方が、代々繋いできた割烹の味は守れるだろう。
自分を慕ってくれた若衆たちには引き止められたし、年配の者たちにもその腕前を惜しまれなかったわけではないけれど。
政宗には今、それよりも何よりも、やりたいことができてしまったのだ。
長所は、カリスマ性があって自由な発想ができるところ。短所なんかねぇ、むしろそれが短所。
志望動機は、アンタの会社の社長さんがすっげぇcoolだったから。
配属先は秘書課がいいな、理由はもちろん、男前な社長さんとお近づきになりたいから。
「……なんだそりゃ」
呆れた顔の社長に、人事部の彼は疲れきった表情でうなずいた。
「私、毎年それなりの人数の応募者と面接してきましたが、こんなめちゃくちゃな回答をされたのは初めてです」
率直に言って、我が社の社長は男前だ。やり手の若手社長となれば広告塔としてTVでコメンテーターなどを受けたりもして、放映後には必ず株価が上昇していたりするくらいには。
だから彼にも、かの『伊達政宗』の気持ちはよくわかる。ここの社員は皆がそれぞれ社長に惚れ込んで業務に打ち込んでいるし、正直に言えば特に女性社員など、社長の目に留まりたいと熱い視線を送っているのも把握している。
だが、いくらなんでも、入社試験である面接で、そんなことをぶっちゃける奴なんかいない。いや、いなかった。むしろそんな奴がいるとも考えつかなかった。
「…未知との遭遇ってやつか」
部下たちは唖然としたり憤慨したり、グループ面接で同席していた他の応募者すらドン引きしていた、その未知の生物にターゲットにされている張本人は、面白そうに笑っている。
さてその数日後、人事部全員の胃痛と共に、伊達政宗のもとに役員による二次面接の通知が届くのである。
設定も何もかもぶっ飛ばして、ともかく陸矢様の「社長目当てで入社するバカわいい政宗様」というフレーズに滾って書いた!陸矢様天才すぎる…!きゃほい!!