「カズさーん!」
「きしょいんじゃ!寄るな!!」
「そんな冷たいこつ言わんでくださいよ〜」
「だーっ!!鬱陶しいわボケ!!」
まるでそのケツに尻尾があるんじゃないかと思うような、語尾にハートマークが付きそうな勢いのチームメイトのその声に、またか、と溜息が漏れる。
そんな事はどうでも良いのだ。何時もの事だ。問題なのは、今、此の遣り取りが執り行われている場所である。
「タカ、もう少し声ば抑えんね。カズも大声出すなや、他の客に迷惑になるけん……」
「せからしい!だったらこん馬鹿をどうにかせろや!」
「いい加減にせろや二人とも……」
「そんなもんしらん」
俺は悪くなか!こん馬鹿の所為や!と悪態を吐く其の姿を見るのは久しぶりだった。
中学時代同じチームでプレイしていた頃は、其れこそ毎日の様に此の光景を目にしていた。友情とか同士とかそんな言葉以上……はっきり言ってしまえば其れは恋愛感情に近いのではないかと思うような後輩の態度を思いっきり鬱陶しそうにあしらう先輩。キモイ。はっきり言ってキモイ。然し何処か憎めない雰囲気を持つ此の後輩はそれでも嫌われないから不思議だといつも思っていた。尤も自分も奴を嫌いかと言えばそうでないところが怖いのだが。
「大体なんでうちに集まったと?」
「文句ならこん馬鹿に言えや5番。コイツが此処がいいって言いよったんじゃ」
「だけん他に丁度いい場所思いつかんかったとですもん。俺、」
「てゆうかカズ、俺の名前は……」
「せからしか!5番は5番じゃ!」
昔からの癖で名前を呼んでもらえない寂しさはこの際置いとく事にする。
丁度いい場所とタカの奴は言うが、男子中高生が集まる場所としてここは果たして“丁度いい場所”なのか。一般的な感覚を持っているものが応えるならば其れは『否』だろう。家業だから仕方なく此処に居て手伝いはしているものの、個人的にならば絶対男同士で立ち入りたくない場所だろう。
「悪いな……タカの奴が如何しても此処のケーキが食べたい言いよって……」
「ヨシ、言うな。お前は全然悪くなか。寧ろ一緒にいてもらって俺は嬉しい」
此の三人の中で一番常識人のヨシの謝罪。昔から此の二人に振り回されてきたものの代表のような奴の言葉に何処か物悲しいものを覚える。
「ヨシは、相変わらず苦労してるみたいっちゃね……」
「解るか?」
「ああ……」
甘ったるい香りが漂いパステルカラーで統一されたケーキ屋の店内で騒ぎ立てる、あまりにも此の場に似つかわしくない其の“苦労の元”を横目に見つつ、ブラックコーヒーをすするヨシの姿はあまりにも不幸だ。
其れでも、
「まぁそれでもあいつらとの付き合いがやめれん自分が悪いっちゃ悪いのはわかっとおけん、しかたなかやろ」
「……だな」
そして其れは自分も同じなのだ。こうして奴らの変わらない姿を眺めて疲れを覚えるのも、それなりに楽しい事だと思えてしまうから始末に終えない。
ヨシと同じように二人を眺めながら、「後でかーちゃんにおこられるだろーな」なんて思いつつ、氷の溶け切ったジュースをストローでかき混ぜるのだった。
其れは、きっと何時までも、
柊さんに献上します。笛!の九州メンバーでgdgd話ですw
久々に九州面子を書こうと思ったら、やっぱり九州弁がよくわからないと言う罠。
因みに九州弁サイトは参考程度に覗きはしましたが、全く反映されてません。(ええ!?)(だってむずかしいよ!)
でもって5番くん視点なのは趣味です。5番くんちがケーキ屋さんなのは願望と言う名の捏造。あ、今回の5番君はカズさんヨッさんと同級生設定です。(そしてあたしの中の5番くんは4人兄弟の末っ子長男だったりしますw)
然しヤマもオチも意味も無いものが出来上がっちゃいました。ゴメン柊さん、此のリベンジはいつか必ず呉面子か奥州主従辺りで……(逃げた!!)
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でもって5番くん視点なのは趣味です。5番くんちがケーキ屋さんなのは願望と言う名の捏造。あ、今回の5番君はカズさんヨッさんと同級生設定です。(そしてあたしの中の5番くんは4人兄弟の末っ子長男だったりしますw)
然しヤマもオチも意味も無いものが出来上がっちゃいました。ゴメン柊さん、此のリベンジはいつか必ず呉面子か奥州主従辺りで……(逃げた!!)
(090623)